投資家からの期待で届いた純資産総額1,000億円
―期待の中で大きく成長
2025年1月24日に運用を開始した「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」の純資産総額が、10月17日に1,000億円を突破いたしました。運用開始から約9ヵ月。この間に見られた資金流入の動きは、投資家の皆様からの期待の表れであると感じています。
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスの純資産総額の推移
期間:2025年1月24日(設定日)~2025年10月27日
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
―米国株式と金がともに上昇
米国発の関税問題や依然として続く地政学的な不安など、私たちは不確実な環境に身を置いています。ただ、そうした中にあって2025年は、米国株式と金の両方が上昇するという、当ファンドにとって良好な投資環境となり、設定来のパフォーマンスは良好なものとなりました。
もちろん、このような環境が永遠に続くことはなく、いずれは相場の下落も経験するでしょう。また、米国株式と金の両方が下落する「ダブルパンチ」に直面する可能性もゼロではありません。しかし、それは投資の世界ではむしろ自然で健全なサイクルと捉えることもできます。
私たちはそうした時こそ、米国株式と金の可能性を改めて見つめ直し、焦らず冷静に相場の回復を待っていただきたいと願っています。
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスの基準価額の推移
期間:2025年1月24日(設定日)~2025年10月27日
※基準価額は信託報酬控除後の1万口当たりの値です。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
―レバレッジをスマートに活用
当ファンドは米国株式と金にそれぞれ100%ずつ投資するレバレッジ型ファンドです。そして、この仕組みの実現のために先物取引を行なっていることから、NISA(少額投資非課税制度)における「積立投資枠」「成長投資枠」のいずれを利用することも残念ながらできません。
そのため、当ファンドの開発当時、「果たしてNISA対象外の商品を投資家に受け入れてもらえるのか?」という不安の声もありました。2024年から始まった新NISAの存在感はそれほど大きく、非NISAの商品が投資家から支持を得るのは容易なことではないからです。
当ファンドのようなレバレッジ型ファンドに対しては、「長期投資に不向きでは?」という見方が、今でも根強くあります。また、全世界株式や米国株式のみにシンプルに投資するファンドに比べ、当ファンドの仕組みを理解するためのハードルが高いという事実もあります。
しかし私たちは、分散を重視してレバレッジを活用した商品は、自ずとそのパフォーマンスが魅力を体現してくれると信じてきました。これは、「レバレッジを単なる短期収益狙いの手法として捉えるのではなく、資金効率を高めるための柔軟な戦略として活かす」という、弊社がこれまで打ち出してきた商品哲学でもあります。そして、2022年8月から運用を始めた「Tracers S&P500ゴールドプラス」の運用実績を知る投資家の皆様からの開発を熱望する声に後押しされ、当ファンドは誕生しました。
当ファンドの運用方法のイメージ
※実際の運用は、純資産総額の合計が200%とならない場合があります。
―力強い資産形成の選択肢に
「スマートなレバレッジの活用」を実現する上では、組み合わせる資産の相性が大切になります。当ファンドにおいて、より高いパフォーマンスの実現を期待して成長力に定評のあるNASDAQ100指数を対象とする「米国株式」と、インフレや不確実性が警戒される環境下で強みを発揮することが期待される「金」を選んだ理由はここにあります。
歴史的にも低相関な資産と位置付けることのできる2つの資産が、お互いの価格変動を補い合いながら、中長期的な資産成長をめざす――それが当ファンドのコンセプトです。 運用実績への関心の高まりとともに、当ファンドや「Tracers S&P500ゴールドプラス」、あるいはその2つの総称を「ゴルプラ」と呼ぶ方が増えています。愛着を持って「ゴルプラ」と呼ぶ方のSNS上での投稿を目にすることは、関係者にとっての励みになっています。
NISAによる非課税メリットは享受できなくとも、より高いリターンの可能性を期待できる「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」。当ファンドとともに、当ファンドを支持していただいている皆様の資産形成が、今後さらに飛躍することをTracersシリーズの関係者一同、心より願っております。
2025/11/05 作成