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AI時代にこそ目を向けたい
連続増配企業の魅力

目まぐるしく変化する市場環境の中にあっても、長期にわたり配当を増やし続けてきた企業は「配当貴族」と呼ばれます。人工知能(AI)をはじめとする急成長分野の企業に対する市場の関心が集まってきたからこそ、安定的に利益を積み上げ、その成果を配当として株主に還元してきた企業の存在にも、改めて目を向ける意義があると言えるでしょう。

Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)

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AIで代替できないものが再評価される?

AIを抜きに語れなくなってきた2020年代の株式市場。

半導体、クラウド、生成AI――
「どれだけ速く効率的にAIを使えるか」がビジネスを左右しそうな様相です。一方で、AIブームの裏側で、技術進歩の速さではなく、陳腐化リスクの低い分野にも目を向ける動きがあります。

「HALO」はそんな中で出てきたキーワード。

HALOとは、Heavy Asset Low Obsolescence――
インフラなど重厚な資産を持ち、簡単には真似できないビジネスを指します。物理的で、構築に時間のかかる資産を駆使してビジネスを展開する、こうした企業に注目する動きが見られています。

「速さ」ではなく「崩れにくさ」という視点

最近注目のキーワード「HALO」は、物流インフラやヘルスケア設備など、簡単には構築・模倣できない“重い資産”を持つ企業を指す概念。

「速さ」と「効率」をもたらすAIが注目されてきたからこそ、異なる領域で事業展開する企業に投資妙味があるとして生まれた言葉と言えそうです。

AIとは異なる領域という視点で考えると

  • 参入できる企業が限られる

  • 価格競争が激化しにくい

  • 結果として、収益とキャッシュフローが長く続きやすい

そんな「崩れにくい稼ぐ力」を持つ企業に注目するのは、AI関連との分散という意味でも意義があります。

連続増配が示唆する“持続的な稼ぐ力”

環境が変わっても “稼ぐ力が崩れにくい企業” は、投資家によってはグロース企業以上に魅力的な存在かもしれません。

なぜなら、「派手な成長より、キャッシュフローの安定性」を重視することは、短期ではなく、長期で利益をもたらしてくれることが期待できるからです。

そんな企業を見分けるヒントになるのが「連続増配」。

景気、金利、環境など、条件が変わっても配当を増やし続ける企業は、

  • 安定したキャッシュフロー

  • 強固なビジネスモデル

を有しており、持続的な稼ぐ力を連続増配という形で示してくれていると考えられます。

25年以上増配してきた企業群 ── 配当貴族

強固なビジネスモデルなどを武器に増配を続けてきた企業は、「配当貴族」と呼ばれます。

そして、好況だけでなく、不況や危機の局面を経て、25年以上にわたり増配を続けてきた企業で構成される米国の株価指数が、「S&P500配当貴族指数」です。

「S&P500配当貴族指数」は、「S&P500指数」の構成銘柄のうち、25年以上の連続増配をしてきた企業で構成された指数。

時価総額や流動性の観点でもスクリーニングされており、構成銘柄の配分比率が均等になるように設計されているのも特徴の一つです。

事業の安定性が連続増配につながる

S&P500配当貴族の構成銘柄には、有名企業も名を連ねています。

たとえば、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は、医薬品・医療機器・ヘルスケアを柱とするグローバル企業。

人の「健康」に関わる分野は景気に左右されにくく、安定した需要がキャッシュフローを支えてきました。

また、「プロクター・アンド・ギャンブル」は、洗剤や紙製品などの日用品を世界中で展開。

好不況にかかわらず使われ続ける製品からの収益の振れは小さく、増配を続けやすい構造を持っています。

派手な成長ストーリーでなくても、事業の安定性をイメージできるのが配当貴族だと言えそうです。

S&P500配当貴族指数のパフォーマンスは?

過去のパフォーマンスを振り返ると、増配を続けてきた企業で構成される「S&P500配当貴族指数」は、「S&P500指数」を上回って推移しました。

一方、近年はAI革命の恩恵を受けるテクノロジー関連企業が高い成長期待を背景に大きく上昇し、株式市場全体をけん引してきたのも事実。

2026年に入ってからは少し異なる動きも見られますが、成長企業への関心は今後も続くと考えられます。

それでも、「どれだけ伸びるか」ではなく、「どれだけ崩れにくいか」という観点から見ると、景気や環境の変化を乗り越えてきた配当貴族は、魅力的な企業群に映るのではないでしょうか。

S&P500配当貴族指数をベンチマークとするインデックスファンド

Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)

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2026/04/08 作成