仕事に真摯に向き合う上司や仲間に影響され、自分も常に誠実であることを行動規範に

H.Tさん
株式運用部

――現在担当されている業務内容は?

株式運用部でアナリストに従事し、複数のセクターを担当しています。具体的な業務内容としては、将来性等の観点から企業の調査・分析・予測し、その結果や推奨銘柄をファンドマネージャーにレポート、提案します。最適な投資判断に繋げる重要な役割です。

――アナリスト業務の魅力を教えて下さい。

企業調査の方法は、決算資料・財務諸表、企業の決算説明会、その他、各種公開されている情報等多岐に渡ります。その中でも特にこの仕事の魅力と感じるのは、企業取材を通じて経営陣の方々と直接議論をする貴重な機会があることです。第一線で活躍されている経営陣の方と一対一で対話する機会は滅多にないと思いますし、そのような取材を通して、普段知り得ない業界の動きや、決算書等に表れない経営の本質に触れることができます。

また、それら調査活動を通じて市場のダイナミズムを感じながら、株価という常に変動する不確実なものと向き合い、自身の分析に落とし込んでいく点にも大きなやりがいを感じます。

――当社への入社を決めた理由を教えて下さい。

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前職では、証券会社(セルサイド)のアナリストをしていました。残念ながら当時所属していた部署が解散になり、新たなキャリアの機会を模索していた時に当社のアナリストに応募しました。理由は、これまでの経験を活かした仕事をしたいこと、資産運用会社(バイサイド)のアナリストは自分のアウトプットが明確に評価反映されることが魅力でした。バイサイドのアナリストは推奨した銘柄が採用されると運用成果に直接影響しますし、数字にも表れます。もちろん大きな責任が伴いますが、一方、自身の裁量で業務をコントロールしやすい部分があり、当時子供が生まれたばかりで家庭との両立がしやすかった点も決め手になりました。

また、バイサイドのアナリストは同僚やファンドマネージャーとの関係性が大事だと思っていたので、選考中に色々な社員と面談の機会があった事も有難く、とてもオープンな環境だと感じました。そのため、入社後にギャップを感じることはありませんでした。

――当社のアナリストの魅力は?

沢山ありますが、アウトプットが明確に評価に反映される点や、当社の場合は歴代の先輩社員のおかげで事業会社様や証券会社様とも良好な関係性が築かれているので、円滑にコミュニケーションが取れる環境にあります。

また、IT面のサポートも充実しています。日々の問い合わせ対応に加え、アナリスト業務において例えば、新しいツールを導入・活用したい等のイレギュラーな対応にも、手厚くサポートしてもらえます。特に対応のスピード感は、今までと比にならないレベルで驚いています。そのような事を通しても、当社は運用業務を大事にしているのだと強く感じます。

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会社制度として、リモートワークやフレックスタイムがあることも魅力です。私はどちらかというと出社派ですが、子育てが忙しい時期はリモートワークを活用したり、日中少し離席して夕方以降に業務を再開する等、時間を調整して勤務することもあります。社員のライフステージの変化に応じた柔軟な働き方が認められている所が、とても有難いです。

――チームのカルチャーを教えて下さい。

上記に加え当社の魅力の1つでもありますが、少数精鋭であることも影響して、年齢関係なく若手であってもチャンスが与えられます。実際に、新卒1年目から複数の銘柄やセクターを担当する場合もあります。また、私が新卒教育担当だった時は、担当者の業務経験や世代背景に偏らないように、「アモーヴァ・アセットマネジメントのアナリストにとって必要な教育は何か」をチームで考えてプランに落とし込んでいました。業務の性質上、証券会社様等の外部の方にとって私たちが「顧客の立場」になる事が多いです。サービスを提供してもらえる側の環境に甘えて、自身の立場を勘違いしてもらいたくありません。今後の長いキャリアにおいて「相手への感謝と気遣いを忘れないビジネスパーソン」になってもらえるよう、意識して教育していました。

他には、チーム全体の業務効率化を目的に各種自動化やAIツール導入等を提案した際、上司は自分の提案に耳を傾けてくれ、関係部署への調整依頼もすぐに対応してくれました。新しいアイディアでも提案し易い環境である上、テクノロジーに対しても柔軟で前向きなカルチャーだと感じました。

――業務において大事にしていることや、今後チャレンジしたいことを教えて下さい。

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与えられたミッションを着実に遂行することはもちろん、外部環境の変化に合わせて素早く適切にチューニングしていくことを大事にしています。アナリストという職務は、セクターの担当替えや他の職種に転身する等、一般的に人の入れ替わりが少なくないポジションです。私自身も入社以来、多岐にわたるセクターを担当し、その都度柔軟に対応してきました。

また、個人作業の多い業務ですが、新しいツールをチームに導入する等、自分だけでなくメンバーがより本質的な付加価値の創出に時間を割けるようにしていきたいです。

私は特定の事に強いこだわりを持つタイプではありませんが、仕事へ真摯に向き合う上司や仲間の影響を強く受けており、彼らに恥じないよう、常に誠実に取り組むことを自身の行動規範としています。今後もその考えを大切にしながら、仕事に向き合っていきたいと考えています。

※2025年9月時点のインタビュー記事となります。