自ら人生をMOVEしようとするあなたへ
~アモーヴァの考える“衣食住・投信”

アモーヴァ・アセットがどんな会社かを知っていただくために、私達が大事にしている個人向けの「10の骨太コンセプト」を紹介します。

もちろん商品の運用成績こそが一番大事です。しかしお客様の考え方・構え方次第で、最終結果(インベスターリターンと呼びます)は大きく異なります。

だから私達は「投資信託やETFのメーカー」として、お客様の“背骨”にしていただきたい考え方というものを大事にしているのです。

実は運次第 Important concept 01

過去のリターンがどんなに素晴らしくても、今後に向かって投資を行なうお客様のリターンは事前に決まっておらず、それは誰にも分かりません。

もちろん商品性により異なるものの、大きな意味での今後のリターンは、お客様が「市場に参加している期間」が恵まれたものになるのかどうか、に左右されてしまいます。ある意味で「運」に依存しているとも言えます。

短期で構えると、その運・不運に左右される度合いが大きくなります。だからこそ、「過去は過去。今後の運次第さ!」といったクールさを持った、「覚悟ある長期スタンス」が大切になってきます。

本気の投資、本気の積立 Important concept 02

「投信積立は1000円からできます!」といった金融機関の宣伝の中だけでなく、投資啓発の定番としても、「投資は少額から」というフレーズを見ることがあります。

しかし月1000円の積立は年1万2000円であり、10年継続しても12万円。いくらその10年間の投資リターンが素晴らしくても、将来の自分を大いに助けてくれる金額にはならなそうです。

運用の「パワー」はもちろん重要で、私達運用会社の仕事ではありますが、個人の資産形成にとっての「主役」は元本の方。無理は禁物ですが、自分にとっての「本気の金額」、「本気の積立」といった覚悟の強さが、最後の成果に直結していきます。

納得ずくのリスクテイク Important concept 03

変なことを言うようですが、投資信託は「一度は元本割れするもの」と思っておいた方が良い金融商品です。

毎日値段(基準価額)が変動する商品である以上、歴史的な大底で買った「奇跡の人」以外は、翌日なのか1年後なのかは別として、一度は買値を下回る日を経験するはずだからです。

なぜそんなものを買うのか――。その理由に対して「納得ずく」であることはとても大切。それが弱いと一時の「不運」に負けて、途中で止めてしまうことになるからです。

途中のリスクと最後のリスク Important concept 04

「リスク」という言葉を2つに分けることを提案します。ひとつは「途中のリスク」で、毎日目にする変動のこと。もうひとつの「最後のリスク」とは、お金が必要となった時に十分に、あるいは所期の期待通りに増えているかどうか。

株式がメインの投資信託やETFは「途中のリスク」は高く、それは長期投資でも変わりません。明日売るつもりの人も10年売らないつもりの人も、今日経験する値動きは一緒だからです。でも長く持てば持つほど、「最後のリスク」は小さくなることが期待されます。これが長期投資の効果です。

将来のためにリスクテイクするお客様にとって重要なのは、この2つのリスク峻別と、いかに「途中のリスク」を無視できるかだと言えます。

残念ながらマーケットはひとつ Important concept 05

「運不運」にめげずに、「本気の金額」と「納得ずくのリスクテイク」で「途中」を無視しようとするお客様にとって最大の敵は、様々な思惑の「市場参加者」の存在と、それに関する情報の多さです。

短期勝負の人専用と「途中を無視して最後にフォーカスする人」専用の市場が別々なら良いのですが、当然そうではありません。今日も何かを理由に株価などは上下どちらかに動き、それを反映する投資信託やETFの価格も動きます。

自分の資産評価額も動くので気になります。しかし「ひとつのマーケットの中で違う種類の“ゲーム”をする人が動かした結果だから無視、無視」。そんな風に思いたいのです。

意思ある楽観主義 Important concept 06

情報が溢れる昨今、「途中は無視、無視」を貫くのは簡単ではありません。様々な市場参加者が同時に参加するマーケットでは突然に雲行きが怪しくなることも多く、出回る情報は一転、悲観的なものが増えてきます。

そうした時に意思を持って楽観的でいられるかどうか。積立の含み益が減っていく中でも、淡々とお金を入れ続けられるかどうか――。

その楽観を裏付ける理屈は人それぞれ。「人に欲がある限り経済は右肩上がりのはず」、「この事業領域にいる企業は政治や景気がどうあれ成長していくはず」、「リスクあるものを適正価格で買えば報われるはず」――いずれにせよ、一度多少のインプットをして、自分なりに腹落ちするプロセスが必要そうです。

インデックスファンドは指数次第 Important concept 07

インデックスファンドとは、指数算出を専門とする会社などが計算・発表する指数(インデックス)と同じ動きをするよう、私達運用会社が運用するタイプのカテゴリ名です。

指数通りに動くインデックスファンドにおいて重要なのは「どの指数を選ぶか」。当社はS&P500やオール・カントリー指数といったオーソドックスなものから、S&P500の上位10に絞った指数などユニークなものの「発掘」にも注力しています。

次に重要なのは、コスト控除後である基準価額がいかに指数と連動できているか。コストが低くても連動させる技術が伴わなければ、指数と基準価額のズレが生じてしまいます。この「連動性」こそが、インデックスファンドの品質であり目的です。

アクティブファンドは2つに分かれる Important concept 08

現状では一般に、インデックスファンド「以外」はすべて「アクティブファンド」と分類されますが、それはやや乱暴な分類かもしれません。当社はインデックスファンド「以外」は2つに分かれると整理しています。

ひとつは、一般的な指数を「ベンチマーク」と定め、それを上回ることを目的に組入銘柄を決めるタイプ。もうひとつは、そうした一般的な指数は意識せず、成長テーマなど何らかの「コンセプト」を定めて、その中で銘柄選別をするタイプ。アクティブファンドの中の「コンセプトファンド」とでも呼ぶべきファンド群です。

後者のファンドをもって「インデックスファンドに勝った・負けた」といった評価をするのは、ファンド設計の観点からは的外れかもしれません。そのコンセプト自体への評価と、その「縛り」の中での銘柄選別力が評価ポイントです。

コストよりリターンが先 Important concept 09

運用中のコストのひとつである「信託報酬」は、日々の基準価額の計算過程において差し引かれます。信託報酬の1日分だけ、基準価額が「下げられて」いるとも言えます。したがって、削られる料率は低いに越したことはありません。

しかし「削られる前の段階でどれだけ増えているか」が重要なのも事実。同じリターンであればコストが低いことは確かに有利ですが、リターンが先にあってこそのコスト比較であるという視点も重要です。

インデックスファンドなら指数選びが、インデックスファンド「以外」のファンドならファンド選びが、コストの差よりも大きく、お客様の投資成果を左右するはずです。

イノベ積立 Important concept 10

当社はずっと、株式をメインに運用するなら「イノベーション投資(イノベ投資)」の視点を加えることを提案してきました。社会や生活を大きく変化させるメガトレンドに着目し、その変化をリードするであろう企業を選別するという「コンセプトファンド」への投資です。

一般的な指数のインデックスファンドや、それをベンチマークとする一般的なアクティブファンドは、特定産業やテーマに絞り込むことはなく、様々な業種の企業に広く分散されることとなり、メインのファンドとして適切と言えます。

一方で、ダイナミックな社会変化や技術進化の恩恵を受けるポテンシャルはイノベ投資に分があります。ただしテーマも組入銘柄数も絞り込んでいるイノベ投資のファンドは、大きな期待の裏返しとして値動きも大きく、より「納得ずく」が求められる投資でもあります。