Series5.ファンドの持ち方
4. 多額の分配金を受け取った後に
株式ファンドの「年2回決算型」などの場合、値上がりによって、多額の分配金を出す場合があります。
年1回以上の決算を行なうことが義務付けられている投信。決算回数は投信毎に異なり、年に12回行なうものから年に1回だけというものまで、さまざま。
決算時には分配を行なう場合がありますが、同じ投信の「コース」として、積極的に分配を行なうもの(例:〇△ファンド(年2回決算型))と、そうでないものという複数のコースを設定している投信もあります。
いずれの場合も、分配金の額はその期の基準価額水準などから総合的に決められるため、決算前に大きく基準価額が上がっている場合には、多額の分配金を出すことがあります。
しかし変わらない基本は、「分配をすると、その分だけ基準価額が下がる」ということ。つまり、「一部解約」したのと経済的には何ら変わらないのが、投信における分配金です。
とはいえ、せっかく受け取った分配金。そのお金はどう考えるべきでしょうか。
「値上がり結果」の分配金と考えて、楽しく使う!
値上がり分などを、まさに「一部解約」したのだと考えて、楽しく使ってしまうのもひとつです。いつもより豪華な食事や旅行もいいですし、それができないときはネットを使って、日本各地の名産品をお取り寄せしてみるというのもいいかもしれません。
もう一度マーケットに参加する!そのとき押さえておきたいこと。
多額の分配金が出たということは、足もとのマーケットは好調な場合が多いもの。使うのではなく、新たな投資に振り向けるのも、もちろん「アリ」です。
ただし、今度は積極的に分配を行なわないタイプ(例:〇△ファンド(1年決算型))を候補に入れることをお忘れなく。分配は一部解約と同じことであり、投資元本を減らしていることと同じだからです。マーケットに居続けて大きく増やすことをめざすなら、積極的な分配をしない投信を持つのが王道と言えます。